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株式会社ゴトー・サン
サン・レンズの思い出
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水曜日
11月 2011
Posted by 80sourdecade in All Posts, カメラ, レンズメーカー, 未分類≈ コメントする
タグサンレンズ, レンズメーカー, 株式会社ゴトー・サン
sun-200mmf2-8 – サン200mm F2.8…こんなレンズを、非常に安価に販売していました。
現在、日本でレンズ専業メーカーというと、ほぼタムロン、トキナー、シグマの3社に絞られた感があります。
MFの時代のレンズメーカー製レンズというと、タムロンはマウント交換式、他社は固定式を採用していましたが、鏡筒自体は同じでマウント部分だけを各メーカーに合せて作っていたのですが、AFになると、各メーカー用に、鏡筒から作り変えてやる必要が出てきた関係で、結果、資本力の有るメーカーのみが残った訳です。
1980年代初頭に私がカメラに興味を持ち始めた当時は、今とは比べ物にならない位多くのメーカーが存在していました。
サンというメーカーは、かなり古くから存在していた様で、60年代初頭のカメラ雑誌の広告にも、その姿を見ることが出来ます。
正式な社名は、株式会社ゴトー・サンと言いました。私がこのメーカーを最初に意識した理由は、200mmF2.8というレンズを作っていたからなのです。
当時の私は、キヤノンのニューFD200mmF2.8が欲しかったのですが、10万円と、当時の感覚ではプロ用レンズそのものだったのに対して、サンのそれは、3万円台の定価が付けられていたのです。
それで田舎町のカメラ店を何軒も回ってみたものの、サンのレンズを扱っている店はありませんでした。
当時のカメラ雑誌でも、レンズメーカーの、しかも単焦点レンズなんかをテストレポートする事は無く、実物も見たこと無い、正に幻のレンズだったのです。
このレンズは、現在ネットで作例を見る事ができますが、結構良い描写だった様ですね…。同じレンズが、ソリゴールのブランドでも販売されていた様です。
そして、このメーカーのもう一つの特徴は、日本カメラショーの総合カタログが、とにかく魅力無かったことです。
他社の場合、其々のレンズのスペックの他に、説明が書いてあったものですが、サンの場合、レンズの写真が並んでいて、その下にスペック表があるだけで、コレじゃね・・・・なんて思ったものでした。
当時はインターネットなどある訳も無く、ユーザーの意見を聞く訳にも行かず、通信販売などというものも、一般的とは言えませんでした。
そんな中で、私の興味は、メジャー系に行く訳ですが・・・それを再び意識したのが、高校2年生の頃だったと思います。サンのレンズが物凄く安く売られているのが、頻繁に雑誌に出ていたのです。
「在庫処分」という言葉と共に、7割、8割引という、大安売りだったのです。只でさえ安いのに、どう考えてもコレはおかしい・・・と思い、総合カタログに記載されているメーカーに電話をかけてみると・・・・繋がりませんでした。
そして、安売りをしている店に問い合わせると、やはり倒産したということでした。
1980年をピークに、日本の一眼レフ生産量は、減少に向かいました。それは、カメラというものが人々の憧れでは無くなり、無理してまで買い求める製品では無くなったこと、コンパクトカメラがAF化したお陰で、其方に顧客を奪われた・・・といった理由もありました。
その他にも、第二次オイルショックによる世界的な景気の冷え込みといった理由も有ったことでしょう。
最近知った話では、株式会社ゴトー・サンは、あの大沢商会の子会社で、その少し前に大沢商会が倒産、それによる連鎖倒産であったということです。
以降、時を同じくして、マキノンも倒産し、所謂廉価版メーカーの淘汰の時代が始まったのでした。
それにしても、この手のレンズメーカーの情報は、本当に少ないものですね・・・。
尚、このメーカーは千葉の大網白里を起源としており、そこの広報誌に、その起源の歴史が紹介されています。
広報 大網白里 >>
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