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ドイツにはサンタクロースなどいない

  …といえば
http://www.asahi.com/column/aic/Tue/d_tan/20041228.html
ドイツには聖ニコラウスがいるが12月6日にしか顔をみせない
ジングルベルは精神的虐待

サンタクロースも聖ニコラウスも起源は同じで、4世紀頃小アジアにいた伝説上の人物・ニコラウス聖人である。彼は子どもに親切な人とされ、彼に因んで贈り物をする風習ができた。

聖人崇拝を拒否するルターが宗教改革で聖ニコラウスを廃止し、プレゼントの日を12月6日からクリスマスに移動させる。12月6日の聖ニコラウスの日に固執していたカトリック教徒も、20世紀に入ってからクリスマスに贈り物をするようになった。産業革命で核家族が増え、クリスマスが家庭で祝われ、贈り物が家族の絆を強めるために交換されるようになり、カトリックもこの時代の流れに抵抗できなかったからである。

新教徒もカトリック教徒に歩み寄り、12月6日の聖ニコラウスの日を受け入れる。カトッリクも新教徒もクリスマスに贈り物を交換するので、イエス・キリストがプレゼントをしてくれるように表現する。でも生まればかりの赤ん坊にそんなことはできないので、これはルターの本来の考えではなかったいわれる。贈り主が聖ニコラウスであろうが、サンタクロースであろうが、赤ん坊のイエスであろうが、そんなことは、結局お店に行って買う人がいる以上、どうでもいいことかもしれない。

妻は怒り悲しむだろうが、米国から来襲したサンタクロースはいつの日かドイツを席捲するような気がする。サンタクロースのほうがトナカイの橇に乗ったり、煙筒から入って来たりして、聖ニコラウスより子どもに受ける。
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記事やコラムって、いつか消える可能性が高いので
やっぱり、切り抜いてスクラップがいるのかも
わらし 2004/12/29(wed)09:57

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