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『道徳感情論』と『国富論』の世界
『道徳感情論』と『国富論』の世界
"幸福"を「心の平静」と捉え、いたずらに富や地位の向上を図っても
「心の平静」は得られないとする。ただし、「富の最低水準」と言う
概念を設け、この水準以下の層では幸福は極端に低下すると論じる。
経済の発展の意義は、この貧困層の数の低減である。だが、前述の通り、
富や地位の向上の前後で幸福の程度に大差は無いので、
向上を目指す「弱い人」は騙される事になる。
しかし、この「欺瞞」が「見えざる手」によって社会・経済の
発展の原動力になるとする。そして、向上のための競争が
フェアー・プレーの下で行なわれる
と言う前提がキー・ポイントと主張する。
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ある芸術家が、自分では失敗作だと思う作品を発表したにも関わらず、
世間からは高い評価を得たとしよう。スミスは、
この評価を素直に喜び受け入れる人間を「弱い人」、
世間の絶賛を軽蔑し、作品を作らなければよかった
とさえ思ってしまう人間を「賢人」と名づけた。
無人島で、ひとりで暮らしていれば持たない
ような野心を抱くのは他人の目があるから
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