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枕草子 青空文庫

  …といえば
秋は、夕暮れ。

夕日のさして、山の端いと近うなりたるに、
烏の寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、
飛び急ぐさへあはれなり。

まいて、雁などのつらねたるが、
いと小さく見ゆるは、いとをかし。

日入り果てて、風の音、虫の音(ね)など、
はた言ふべきにあらず。
わらし 2014/10/19(sun)13:18

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