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03/25(sat)15:30わらし ) 158K needs X48   関連記事
2008/04/08 45nm、クアッドコア、FSB 1600MHz、
http://ascii.jp/elem/000/000/123/123771/
クロック周波数3.2GHz、L2キャッシュ容量
6MB×2の12MB、TDP 136W、電圧0.85V〜1.35V

「Core 2 Extreme QX9770」と「Intel X48 Express」
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0712/10/news008.html
「Icc_max」と呼ばれるCPUに供給される電流の最大量が
Core 2 Extreme QX9650で125アンペアであったのに対して、
Core 2 Extreme QX9770は140アンペア

Core 2 Extreme QX9770を利用するのに必要なチップセットがIntel X48 Expressチップセットだ。Intel X48 Expressは、2007年10月に発表されたIntel X38 Expressチップセットの「リファイン版」で、Intel X38 Expressで利用できなかったFSB1600MHzに対応する。先に紹介した事情から、Intel X48 Expressを搭載したマザーボードではVR(Voltage Regulator)の設計が見直されており、Core 2 Extreme QX9770で必要な140Aの電流供給に対応するなどの改良が施された。

 Intel X48 Expressの変更点はそれだけにとどまらない。メモリ周りに関しても機能が拡張されている。ここで「?」と思ったユーザーは、現在のメモリ規格を正しく把握している。というのも、Intel X38 Expressでは、現時点でPC用メインメモリとしては最高スペックである「DDR3-1333」をサポートしており、それ以上に高いスペックを有するメモリはこの記事が掲載される2007年12月初めの時点では存在しないからだ。PC用メインメモリのスペックは、JEDEC(Joint Electron Device Engineering Council)と呼ばれる業界標準団体で決められるが、DDR3に関しては“1333”が最高スペックで、それより高スペックなものはメモリモジュールベンダーなどが独自に保証する“オーバークロック”製品に分類されているのだ。

 Intel X48 Expressでサポートされているのは、そのオーバークロック仕様のメモリになる。これは、DDR3の動作クロックを1600MHzに引き上げたもので、インテルが独自に仕様を策定した「XMP」(Extreme Memory Profile)と呼ばれる規格に対応したメモリをメモリモジュールベンダーに製造してもらい、市場へ供給する仕組みになる。メモリモジュールにはSPD(Serial Presence Detect)と呼ばれる小さなROMチップが搭載されており、動作クロックやレイテンシと呼ばれるタイミングといった、そのモジュールに実装されるメモリがどのようなパラメータで動作するのかが詳しく記述されている。

 このSPDはJEDECの仕様で決められているが、すでに述べたようにJEDECが定めたDDR3-1600の標準仕様はまだ存在していないので、インテルで拡張仕様(XMP)を策定し、その仕様をSPDに組み込んでいる。XMPに対応したメモリモジュールは、DDR3-1066やDDR3-1333などの標準仕様が存在する動作クロックではJEDEC仕様のメモリモジュールとしても使え、DDR3-1600のような標準仕様が存在しない動作クロックではXMP仕様のモジュールとして使うことになる。ちなみに、XMP仕様では駆動電圧も標準の1.5ボルトから1.8ボルトに引き上げられている。
kn_x48_23.jpg
CPU-ZによるSPDの表示。XMPメモリにはXMPのプロファイルが用意されている

 現在、CorsiarやCrucial、Kingstonなどの大手メモリモジュールベンダーは、このXMP仕様のDDR3モジュールを準備しており、Corsairのようにすでに出荷を開始したところもある。インテルという業界最大のチップセットメーカーがサポートすることもあってか、今後メモリモジュールベンダー各社からXMP対応の製品が登場するとみられている。

 Intel X48 ExpressではこのXMP仕様のDDR3-1600(以下、XMP1600)をサポートする。ただし、Intel X48 ExpressでXMP1600を利用するには、FSBが1600MHzに設定されている必要がある。ここで、注意しておきたいのが、FSBが1600MHzに設定された場合、メモリのクロックを1333MHzにできないことだ。同様に、XMP1600ではなく、DDR3-1333のメモリを利用する場合に、FSBは1066MHzでしか設定できない(ただし、FSB1333MHzの場合にはメモリクロックも1333MHzに設定可能)。こうした制約があるため、Intel X48 ExpressでFSB1600MHz対応のCPUを利用する場合は、XMP1600のモジュールも用意することになる。

 また、Intel X48 ExpressでXMP1600をシステムに組み込む場合、各メモリチャネルに1モジュールのみという制限がある。Intel X48 Expressはデュアルチャネル構成となっているので、4つあるメモリソケットのうち2つだけが利用できる。このため、XMP1600を利用する場合には空いているメモリソケットを利用しようと思っても増設できない。最初から最大容量のメモリモジュールを用意しておく必要があるので、こちらも注意したい。

 なお、Intel X48 ExpressではIntel X38 ExpressでサポートされていたDDR2対応機能が省かれている。Intel X38 Expressマザーボードのラインアップに存在していた“DDR2バージョン”は存在しない。これは、DDR3専用設計とすることで安定性をより高めるためだ。もっとも、Intel X48 ExpressとIntel X38 Expressの違いはFSB1600MHzとXMP1600への対応に集約されるので、CPUにCore 2 Extreme QX9770を使わない限り、チップセットで利用できる機能はIntel X38 Expressと同等と考えていい。CPUにQX9650を利用するユーザーはIntel X38 Expressマザーでは十分だと言えるだろう。

http://news.mynavi.jp/articles/2007/12/28/qx9770/

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